肌の衰えを感じた時、いざエイジングケアをしようとしても、何を使えばいいのか分かりませんよね。
今回は皆さんのお肌の悩みやトラブルに合わせて、どんな化粧水や美容液が効果的なのかを簡単にまとめてみました。化粧品選びの参考にしてもらえると嬉しいです。
アンチエイジングで若々しいお肌に
年齢を重ねるとお肌の調子も悪くなり、シミやシワ、たるみなどが気になってきますよね。若いころは多少ケアを怠ったとしても問題がなかったのに、年齢が進むにつれてお肌の回復力や保水力が確実に衰えている…そう感じるのは仕方のないことです。
しかし誰もが通る道だと思いながらも、やっぱり女性としてはいつも綺麗なお肌でいたいものですよね。
今回ご紹介するのはアンチエイジング化粧品です。若さで何とかなった10代や20代前半とは違い、20代後半や30代に入ると、きちんとしたスキンケアをしなければ疲労や老化によってお肌はボロボロになってしまいます。
年齢を重ねたからこそ、正しいスキンケアやエイジングケアでお肌を健康に保つことが大切です。
【症状別】アンチエイジングのためのスキンケア方法
ニキビが気になる人
ニキビケアに保湿は欠かせません。大人の肌にできるニキビは、思春期の頃にできるニキビとは違った原因があります。大人ニキビの場合、原因の1つとしてお肌の新陳代謝が悪くなることが挙げられます。
代謝が悪くなれば、本来自然とはがれて落ちていくはずの古い角質細胞がお肌に残り、毛穴をふさいでしまうことになります。代謝はお肌を新しく生まれ変わらせるための重要な役割を担っていますから、正常に活動が行われなければお肌自体もごわごわになってしまうのです。
これが大人ニキビを悪化させる原因になります。お肌が固く、さらに角質で毛穴がふさがることでアクネ菌が繁殖し、炎症を起こしできるのが大人ニキビです。
このように弱った状態のお肌を回復させるには、しっかりと保湿をすることが重要なポイントです。洗顔後はできるだけお肌にうるおいを与え、キメを整えることを意識しましょう。化粧水はできるだけ保湿を謳ったものを選ぶようにしてください。
洗顔後のお肌はそのままにしていると、どんどん乾燥が進みニキビだけではなく肌荒れを起こしたりもします。ですので、洗顔後はすぐに化粧水でうるおいを与え、お肌の状態を安定させることが重要なのです。お肌に水分が入り安定することによって、この後につける美容液成分がより浸透しやすくなります。
ニキビ肌の人は、皮脂を抑えないといけないと勘違いしている方が多く、さっぱりタイプの化粧水を選ぶ人が多いです。しかし乾燥することで余計に皮脂が分泌されることもありますから、さっぱりタイプでニキビが改善されない方は、保湿がしっかりできるタイプのものを選んだ方がいいかも知れません。
保湿成分はセラミドやヒアルロン酸、コラーゲン、ビタミンC誘導体などがオススメです。
シミが気になる人
シミが気になっている人は、美白成分の入っている化粧水を使いましょう。ただ、美白成分が入った化粧水と簡単に言っても、かなりの種類が販売されています。全部を試すにはお金がかかりすぎますし、かといって値段の高い化粧水が自分に合わなかったら……という不安もありますよね。
そこでオススメしたいのがトライアルキットです。ドラッグストアには様々なメーカーの化粧品が置いてありますし、肌トラブル専用の物も多くあります。気になるお値段は、化粧水や乳液、洗顔料などがセットになって大体1,500円前後のものがほとんどです。
1週間分くらいの量で売られていますから、お試しで使う時以外に旅行や出張用として買う人も多いみたいですね。トライアルキットならある程度の期間使って様子を見ることも出来ますし、余らせず使い切ることも出来ます。万が一肌に合わなくても無駄にならないので安心です。
美白用の化粧品を選ぶ時は、美白成分の中でも『ビタミンC誘導体』が配合されているものがオススメです。このビタミンC誘導体は美白成分でありながら、お肌にハリも与えてくれるという優れた性質を持っています。
化粧水の成分表に書かれていますから、シミが気になる人は『ビタミンC誘導体』配合の化粧水を探してみてくださいね。
たるみやほうれい線が気になる人
たるみやほうれい線が出てくると、鏡を見るのも憂鬱になってしまいますよね。年齢を重ねるとどうしてもお肌のハリが失われてしまい、ほうれい線に悩まされている人も多いのではないでしょうか?
ほうれい線の原因は加齢だと言われていましたが、最近はそれだけが理由ではないことが分かってきています。ほうれい線の最たる原因と言われているのが『たるみ』です。たるみによって肌が引っ張られて下がってしまい、それがほうれい線を作ってしまいます。
ではどうすればお肌をたるませず、ほうれい線が出来ないようにするか、という点ですが、やはりきちんと『保湿』をしてあげることが重要になります。洗顔をした後などは特に保水力が低下してしまい、むきだしの状態です。
そこでしっかりと美容液やクリームで保湿をしてあげるのです。お肌にとって一番の敵は乾燥ですからね。保水力が回復するまで美容液などで補ってあげる必要があります。
主な成分としてコラーゲン、レチノール、アスタキサンチンなどコラーゲンの減少を抑える成分が入っているものがオススメですよ。
シワが気になる人
シワと言っても浅いタイプと深いタイプの2種類が存在します。どちらに属するかによって、スキンケアの方法や成分も違ってきますので注意して下さいね。
浅いシワの方は適切なスキンケアで消していくことが出来ますが、深いシワの方は加齢や生活習慣の乱れが原因と言われていますので、浅いタイプに比べると消すことが難しいと言われています。
まず浅いシワの対策についてですが、効果的な成分はヒアルロン酸やセラミドなどの保湿成分です。化粧水ではなく、美容液やクリームなどから取り入れることが効果的です。浅いシワは乾燥が原因で出来る一時的なものが多いので、スキンケアで十分消すことができます。
入浴後だけではなく、寝起きの状態のお肌も乾燥していることが多いですから、できれば朝のお化粧前にもしっかり保湿をしておくと小じわが気にならなくなります。
そして深いシワについてですが、ビタミンC誘導体、レチノール、ナイアシンなど、お肌にハリを与えてくれる成分の美容液やクリームが効果的と言われています。
乾燥が原因の浅いシワと違い、深いシワの原因はコラーゲンの減少と言われています。ですからその失われたコラーゲンをどれだけ復活させるかが、深いシワを消す鍵になっているのです。
加齢によって失われていくコラーゲンですが、紫外線や喫煙、睡眠不足やストレスからも減少することが分かっています。適切なエイジングケアをしながら、生活習慣の見直しをしてみるのもいいかも知れません。
乾燥が気になる人
女性にとっては死活問題ともなる化粧のり。化粧のりが悪いと朝からテンションも下がってしまいますし、その日1日が憂鬱になってしまう人もいるのではないでしょうか?
ですが年齢を重ねるごとに、お肌のハリとツヤが失われていくのは仕方ないことです。けれどちょっと考えて化粧品を使うだけで、その減少を最小限に抑えることが出来ます。
コラーゲンなどが減少すると乾燥に繋がり、結果としてたるみやシワの原因になってしまいます。乾燥が気になる人は、セラミドなどの『保湿成分』が入った美容液を使うことをオススメします。
最近は多くのエイジングケアを謳った化粧品が販売されていますが、乾燥に悩む人に試していただきたいのが『アヤナス』です。強力な保湿力でお肌をカバーしてくれて、潤いも逃がさないという優れものです。
ちょっとお値段が気になるところですが、乾燥肌に悩まされている人は使ってみてはいかがでしょうか。
【アンチエイジング】毛穴が気になる人向けのスキンケア方法3選
毛穴が目立ってしまって、ファンデーションを厚く塗って誤魔化している人はいませんか?毛穴を目立たせなくするためには日頃のスキンケアが非常に大切で、疎かにしてしまうとすぐにトラブルが現れてしまいます。
毛穴の開きには、簡単に分けて3つの原因がありますので、それぞれの対策方法について見ていきましょう。
古い角質が滞った『詰まり毛穴』
吸着力に優れた泡立ちの良い洗顔料を使うようにしましょう。泡の質が良いと摩擦が少なく、お肌への負担も軽減します。
洗顔後は保湿成分や美容成分を含んだ美容液やクリームできちんとケアしてあげないと、乾燥の原因になりますから気を付けてくださいね。洗顔だけで大丈夫なのかな、という人はピーリングで古い角質を除去するのもひとつの方法です。
ただひとつだけ注意してほしいのが毛穴パックです。手軽に古い角質を除去できるので便利なのですが、頻繁にすることだけはオススメ出来ません。たまにする毛穴パックは効果的なのですが、頻繁に行ってしまうとお肌を傷つけるだけになってしまいます。
古い角質が残っていて毛穴パックに手を出したくなるかも知れませんが、そこはグッと堪えて洗顔や美容液などでお肌の健康を保ちながら行うことが一番です。急がば回れという言葉もありますからね。
コラーゲンが低下してお肌のたるみと一緒に起こる『たるみ毛穴』
『たるみ毛穴』に対するエイジングケアはコラーゲンを増やすこと、これが非常に重要です。大体のたるみ毛穴は、加齢によるコラーゲンの低下から、お肌を支える力が失われてしまったことが原因と言われています。
ですからビタミンC誘導体配合の美容液などでサポートしたり、コラーゲンドリンクを飲んだりして、少しでもコラーゲンの減少を抑えることが一番だと思います。
そして普段出来るケアと言えば、あぶら取り紙でこまめに皮脂を取り除くことです。皮脂を放置すると、お肌の老化を速めてしまいます。たるみ毛穴自体が老化現象のひとつとも言えますので、こまめにあぶら取り紙で皮脂を取るのもスキンケアの一環になります。
皮脂腺が大きい『開き毛穴』
イチゴのような『開き毛穴』は、遺伝的な部分が大きいと言われています。ただ遺伝とは言え、この場合もある程度スキンケアで状態を落ち着かせていくことが可能です。詰まり毛穴と同様、洗顔と保湿で健康なお肌を保つようにしましょう。
また、遺伝に当てはまらない『開き毛穴』もあります。他の毛穴トラブルと違って、生活習慣の乱れが、原因の一環になっていると言われるものです。この場合はたるみ毛穴と同様に、コラーゲン減少を抑える成分配合の美容液を使うことをオススメします。
アルコールや糖分の過剰摂取、睡眠不足なども原因になりますので、心当たりがある人は生活習慣を見直してみるといいかも知れませんね。
アンチエイジングの基本をおさらい
エイジングケアをするうえで一番大切なのは、『保湿』と『コラーゲンの減少を抑える』という2点であることがお分かりいただけたでしょうか。このふたつを怠ると、シミやシワ、たるみにも繋がってしまいますので、普段から意識してケアをしていきたいところです。
他にもお肌の健康を保つには規則正しい生活習慣を取ることが必要です。社会人になれば何かと付き合いがあったりして、なかなか規則正しい生活を送れないこともあると思います。そんな時はアンチエイジング化粧品でしっかりとお肌のケアを行ってくださいね。
トラブルによっては効果のない成分などもありますので、しっかりと自分のお肌のトラブルの状態を把握してから美容液や化粧水を購入して下さい。
自分の満足するお肌を手に入れるためには、山あり谷ありの苦難が続きますが、それらを乗り越えて手に入れたお肌には、きっと普段以上の価値を感じられるはずです。
おわりに
「洗顔後はうるおいを与えてキメを整える」「保湿」「さっぱりタイプでもニキビが改善されない場合はとにかく保湿できるもの」
・シミが気になる人は「美白成分が入っている化粧水」
・たるみやほうれい線が気になる人「コラーゲン、レチノール、アスタキサンチンなどの美容液」
・シワが気になる人「ヒアルロン酸やセラミド、ビタミンC誘導体、レチノール、ナイアシンなどが入っている美容液やクリーム」
・乾燥が気になる人「セラミドなどの保湿成分が入った美容液」
・毛穴が気になる人
「吸着力に優れた泡立ちの良い洗顔料を使う」「ピーリングで古い角質を除去する」
「たるみ毛穴:コラーゲンドリンクを飲む、あぶらとり紙でこまめに皮脂を取り除く」「開き毛穴:コラーゲン減少を抑える成分配合の美容液を使う」
若さばかりではどうにもならない時期が、必ず誰にでも訪れます。しかし一度トラブルが起きてしまえば、『次からは気を付けよう』という心の戒めにもなるものです。
トラブルが起きてしまったことを落ち込んだり嘆くのではなく、どんなことでトラブルが起きたのか、またそれを改善するにはどうすればいいのか、と考える良いきっかけになるのではないでしょうか。
今回の記事が綺麗なお肌を手に入れるための参考になっていれば幸いです。皆さんもきちんとエイジングケアを行い、健康なお肌を保ちましょうね。