【貯金ができない】お金を貯められない人の特徴

貯金が必要だとわかっていて、貯金をしようと計画を立てているのに、なかなか貯蓄額が高まっていかない…という真剣な悩みを抱えている人は少なくありません。お金がなかなか貯まらない、という人には実は共通の特徴があります。

それは優先順位が間違っているということです。収入の残りの部分を貯金としてためていこう、という考え方の人は、なかなか貯金が貯まりません。貰った給与をすべて残さずに使い切ってしまうのが本来人間の習性です。

ですから、いくら貯金のために残しておこう、貯金は残ったお金をすべてするんだ、と考えていたとしても全く貯金のためのお金が残らなかったり、残ったとしても非常に少額になるかもしれません。

これは給料が多くても少なくても同じ事です。人間の脳はボリュームに合わせて勝手に調整してくれるため、例え給料が増えたとしても貯金のためのお金は先に取り分けておかないと、気づいたときには全く残っていない、ということになるのです。

【貯金ができない】お金が貯められない主な4つの原因

貯金が出来ない人の特徴について知ることが出来ました。では次に、もっと詳しく貯金が出来ない原因を掘り下げて見ていきましょう。貯金が出来ない人は次の4つのことが当てはまります。そして、お金に対してある見方を持っています。

それはいったいなんでしょうか？貯金が出来ない原因が分かれば、そこを改善していくだけで、貯金のたまり具合もよくなることでしょう。自分に当てはまる部分がないかどうか考えながら見てくださいね。

①支出が把握できていない

支出を把握できていない為に、貯金がうまくいかないという人は少なくありません。ちなみに今日一日であなたはどれくらいの支出をしたでしょうか？はっきり金額が言える人は支出を把握しており、家計をしっかり計画的に行えている、と言えるでしょう。

しかし、多くの人は今日何にどれほど使ったのかを把握できていません。コンビニやスーパーでの食費だけではなく、カードにチャージした金額や、クレジットカードで払った交通費など見えない部分でたくさん使っているという可能性もあります。

また、今日のことは分かっても1週間前までさかのぼると、全く覚えていないという人は少なくありません。何にお金を使ってしまっているのかが分からなければ貯金を邪魔している出費の原因を探ることはできません。

まずは支出を記録して、自分が何にどれほどお金を使っているのかを把握できるようにすることが貯金への第一歩と言えるでしょう。

②原因追及をしていない

支出の把握はしていても、貯金が出来ない原因追及はできていないという人もいます。このタイプは既に支出を把握できているので、少し工夫するだけで貯金がスムーズにいくようになるでしょう。

せっかく時間をかけて支出の記録を取っていても、記録を取ること、支出を把握することだけが目的となっており、貯金に目が向いていないタイプはこうなりやすいといえます。

③貯金するお金がない

そもそも貯金をするだけのお金がない、という人もいます。貯金が出来ていない人はみんな、必要なお金がないだけだ、と考えるかもしれませんが、そうではありません。

支出を把握して、どこをどれだけ削ればいいのかも考えて、支出額を最大限カットしても、そもそものお金が少なければ、なかなか貯金は貯まらないものです。このためには固定費をカットするための節約術や、副業などが必要になってくるでしょう。

④お金がない、と思いたい

お金が本当になくて困っている人にとって、貯金を成功させるには生活の仕方を大きく変化させなければなりません。しかし、お金がないんだ、と思いたいタイプの人は考え方を少し調整するだけで、貯金をすることはできます。

例えば自分の好きなものに好きなだけお金をつぎ込んでいては、確かにお金はなくなりますよね。しかし元々はその買うだけのお金があったはずです。貯金をするだけのお金はあるけど、好きなものに使うことを選んでしまっています。

ですから、お金を使う前に自動的に貯金が出来る仕組みを利用すると良いでしょう。嗜好品を買ったらその分だけ貯金していくという方法もお勧めです。

【貯金】お金を貯めるための5つのコツや対策

貯金に成功している人たちはいったいどのようにして貯めてきたのでしょうか。彼女たちが行っている節約術や貯金方法を見ていけば、貯金を成功させるための秘訣が分かることでしょう。まずは、貯金をスムーズに行うための5つのコツをご紹介したいと思います。

①目標を明確に

まずは、貯金の目標を明確に設定しましょう。収入額がいくら多くても目標がなければ貯金はできません。目標があれば貯金のための努力や我慢がしやすくなります。

目標とは言っても短期的なもの長期的なものの二つを設定することがおすすめです。定期的に達成できると、貯金をするモチベーションを維持できますし、貯金生活がもっと楽しいものとなるでしょう。

また、目標は具体的に日にちや年数、使い道を決めておくと良いでしょう。貯金を成功させるためには目標がどうしても必要です。

②最初に貯金

余ったお金を貯金するという方法は、貯金できない人の特徴でした。ですから最初に貯金するようにしましょう。つまり、給料が口座に入ったら、給料を支出のために引き出すよりも前に貯金をするのです。

例えば自動積立預金や社内預金、天引きなどがおすすめです。自分で引き出すよりも前に自動的に貯金できるからです。これなら確実に貯金を行えます。

③固定料金の見直し

さらに、固定料金を見直す必要がありますか？実は節約で一番簡単な部分は固定料金です。そもそも、有り余るほどの給与をもらえている人は多くありません。ですから、限られた生活費で毎日やりくりしていくには節約が必要なのです。

家賃や公共料金など減らせるようなものはないでしょうか？もし1万ほど節約できるとすれば1年間で12万円も貯金できる計算になります。

保障やサービスの格を下げてその差額を貯金する方法もできます。ムダだらけの固定料金の支払いを続けることがないように、貯金するために見直してみましょう。

④自炊する

自炊することは貯金を成功させるうえで非常に重要です。食費を抑えることでかなり節約できるからです。例えば1週間分を一回でまとめ買いして、できるだけ自炊するようにすればもっと節約がうまくいくことでしょう。

どうしても外食すると高くつきます。簡単に計算しても毎月3万円ほど差額が出るほど、自炊は節約になります。食べ物だけでなく飲み物もコンビニや自販機で買うより、家で作って持ち歩く方がどれだけ安くなるか計算してみましょう。

⑤使ったつもりで貯金

貯金を成功させたいのであれば、使ったつもりになって貯金をしていきましょう。何か食べたいもの、買いたいものが出てきたときに、それを買うつもりになって、その金額を貯金するのです。

元々使うはずのお金で、使う必要のなかったお金を貯金していくという方法です。それなら、生活費が削られるという心配もありません。こうしたぷち貯金を使って週末にごほうびをあげることもできるでしょう。

【貯金】お金を貯められる人の3つの特徴

貯金が出来ない原因や、貯金を成功させるためのコツが分かってきたので、もうこれで貯金は成功できる！と意気込んでおられることでしょう。さらに、貯金が出来る人になるために、貯金に成功している人たちの特徴を知っておきましょう。

あなたもこの特徴があると、他の人から見て噂されるような賢い、貯金に成功する人になりましょう。

①家計簿をつけている

まず、貯金をしている人たちは家計簿をしっかりとつけています。これは毎日の支出や収入の状況を確実に把握しておくためです。家計簿を付けることによってただ把握するだけではなく、原因追及することが出来ます。

なぜ今月は家計がしんどくなったのかという原因が、家計簿を見ればすぐにわかることでしょう。無駄な支出や減らしやすい支出の種類なども見分けやすくなります。最近ではアプリを使って家計簿を付けることが出来るようにもなっています。

②予算を袋分けにしている

予算を袋分けして、支出が安易に増えないように賢く工夫している人もいます。こうすることで毎月の支出をしっかり把握しコントロールできます。

給料が入ったら、まず使うのではなく、その月に必要であろう予算を考えて、お金を割り振り、別々の封筒に保管します。このようにあらかじめ支出額と貯金額を決めておけば、四苦八苦した生活になることも、貯金額が0ということも防げるでしょう。

③口座を分けている

貯金が出来る人は上手に口座を使い分けています。複数の口座を持つことがまず必要です。定期預金など貯金専用の口座を持つと、自動的に確実に貯金ができます。

また、一時的な貯金用の口座と、予想外の出費に備えた貯金の口座など、貯金のための口座を複数持つこともできます。目標を立てて、その目標別に口座を変えて、貯金していくとよいでしょう。そして、普段は生活費のための口座から毎月支出を賄うことが出来れば完璧です。

【貯金をするために】お金を浪費しないための2つの方法

ついつい浪費してしまって、貯金するためのお金がなくなってしまう。貯金はしているけど、貯まったら使ってしまう。といった問題を抱えている人は次の2つの点を意識するようにしてください。これだけでも貯金の成功率が確実に上がります。

①クレジットカード・ローンは使わない

一つは、クレジットカードやローンは利用しないということです。手元にないお金を使ってしまうと支出の把握やコントロールが非常に難しくなります。家計簿のつけ方もわからなくなってしまいます。

また、クレジットカードの分割払いやリボ払い、ローンなどは利息を余分に払わなければなりません。ですから、必要なものが出来たときはすぐにクレジットカードなどで買ってしまうのではなく、お金を貯めてから購入するようにしましょう。

②買う前に考えよう

お金を使う前に、本当に必要なものかどうかを考えるようにしましょう。手を出す前に「買う価値があるのだろうか」「これがないとやっていけないのだろうか」と考えると良いでしょう。

大きなものを衝動買いすると確かに貯金に響くでしょうが、小さなものの衝動買いも影響は大きいものです。

たった数百円のコンビニのお菓子でも毎日買っていれば大変な支出額になります。買い物に行くときは必要なものだけを買うことが出来るようにリストを持って買い物に行きましょう。不必要な買い物に出かけないようにすることも大切です。

【環境別】お金を貯める方法

自分が置かれている環境によっても貯金方法が異なるでしょう。では家族構成などによっておすすめの貯金方法をご紹介します。

学生

まずは、学生です。高校生や大学生であれば、アルバイトを行って収入を増やし貯金していくことが出来ます。できるだけ高時給なアルバイトを選ぶと良いでしょう。そして使うお金は月で決めるようにします。

できるだけ家にいるようにして、コンビニでの買い物も控えるようにしましょう。目標金額を決めて、いつもレシートをもらって支出を把握できるようにしておくことは、学生時代から貯金の習慣を付けるうえで非常に効果的です。

社会人

社会人になると安定した給料が手に入るようになります。しかし、その分付き合いが増え出費もかさむことでしょう。ですから、早いうちから貯金をするようにしましょう。給料の〇％は貯金に回す、と決めておきましょう。％ではなくても、貯金額を決めておくことは大切です。

また、将来自分の役に立ちそうな分野にお金を使うことで、ある意味投資することもできます。また、固定費を見直して、節約をしていきましょう。

一人暮らし

一人暮らしの場合は小銭貯金をしていきましょう。毎日お財布の中に入っている小銭を貯金していくという方法です。こうすると非常に速いスピードでお金がなくなっていくように感じることでしょう。

しかし、そのなくなった分だけ貯金箱に貯金されていることになります。また、お財布の中身がなくなるのが速いと自然と節約しようという気持ちになるのではないでしょうか？節約もできて自然と貯金も増える非常に良い方法ですよ。

主婦

主婦になると家族にかかわるあらゆる貯金をしなければなりません。安いスーパーを把握し、1週間分の食材をまとめ買いするようにしましょう。そしていらなくなったものは売るようにして少しでも収入を増やすと良いでしょう。

家族がいる場合は上手にクレジットカードを使ってポイントをためて、お得な方法を選ぶと良いかもしれません。また、給料が入った日に貯金するようにしましょう。

これであなたも貯金が出来ます！

貯金に成功している人たちの特徴や、貯金のコツをご紹介してきましたがいかがでしたか？これまで貯金がなかなかうまくいかない、と悩んできたあなたにもできる方法があったのではないでしょうか。お金の使い道を上手に選んで賢く貯金していきましょう。