【妊婦さんの食事】妊娠中NGな食べ物&おすすめな食べ物まとめ

結婚して子供を授かり、大変なこともあるけれど幸せなマタニティライフ。

普段よりも食欲が増したり、逆に食べられなかったりと、食べ物には敏感になりがち。

そんな妊婦さんが絶対食べてはいけない食品と、ぜひとも食べたい食品を管理栄養士がご紹介します。

妊婦さんが絶対食べてはいけない食べ物第3位:チーズ(ナチュラルチーズ)

厚生労働省からも、食べないほうが良い食べ物に指定されているナチュラルチーズ。


チーズ
出典:iewine.jp

 

原因は、リステリア菌という菌が潜んでいるからです。

 

チーズは、たんぱく質を多く含み、体に良いと思われがち。しかし、こんなとんでもない菌がいるのです…。この菌に感染すると、流産の原因になり、生まれてきたとしても赤ちゃんが感染した状態で誕生する可能性があります。

 

また、妊婦さんはこのヒステリア症のかかりやすさが20倍といわれています。

 

*妊娠している女性 : 健康な成人より20倍リステリア症になりやすいです。

 

*胎児・新生児 : 妊娠中の感染は、妊娠している女性よりもおなかの中のこども(胎児)に深刻な影響を与えます。胎児の段階で感染し、リステリア症の新生児として出産されることもあります。

 

出典:リステリア症について(横浜市衛生研究所)

 

 

妊婦さんが絶対食べてはいけない食べ物第2位:生卵

卵といえば、アミノ酸バランスが優れていて、栄養学的に優秀な食べ物のひとつです。しかし、この卵を生で食べるのは危険です。

 

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出典:www.cybergarden.net

卵には、サルモネラ菌がついている可能性があります。さらに長期間保存されていると、このサルモネラ菌はどんどん増殖していきます。サルモネラ菌は、胎児に直接的に悪影響を及ぼすわけではありません。しかし、妊婦さんの食中毒を引き起こしてしまうかもしれないのです。

 

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出典:blogs.c.yimg.jp

 

食中毒になると、激しい腹痛、や嘔吐や場合によっては発熱が起こります。妊婦さんが苦しいだけではなく、嘔吐や下痢の際にお腹が力んでしまう影響で、流産や早産になってしまう場合があります。このように、赤ちゃんにも間接的に悪影響を及ぼしてしまいます。

サルモネラ菌は、70℃以上で死滅します。加熱調理をすれば問題なく食べることができ、アミノ酸バランスの良いたんぱく質を摂取することができる食べ物なので、加熱して食べる卵は、控える必要はありません。

 

妊婦さんが絶対食べてはいけない第1位:生レバー

妊娠中に食べてはいけない食べ物として、生レバーがあります。

 

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出典:xn--ng-r62c164bp5ax90w.com

 

鶏や豚のレバーは、食品100当たりビタミンA(レチノール)を10,000μgRE以上も含む非常に危険な食べ物です。ビタミンA(レチノール)は野菜や果物に含まれる栄養素で、人間の体にとっても非常に重要な栄養素です。

 

しかし、妊婦さんは別。ビタミンA(レチノール)を過剰摂取しすぎると、おなかの赤ちゃんが奇形や先天的な異常を持って産まれてくる原因となってしまいます。

 

現在、内閣府の食品安全委員会では、妊婦さんは1日たりのビタミンAを2,700μgREとしています。100gのレバーで10,000μgRE以上も含まれているのだから、レバーは絶対に食べてはいけない食べ物です。

 

また、栄養以外にもレバーを食べてはいけない理由があります。

 

トキソプラズマという寄生虫が存在している可能性があり、その影響でおなかの赤ちゃんの脳に先天的な異常を与えてしまうかもしれません。

 

生肉は非常においしい食べ物ですが、妊娠中は控えておくようにしましょう

ここまでは、食べない方が良い食べ物をご紹介しました。次に、妊婦さんがぜひ食べたい食べ物ベスト3をご紹介します。

 

妊婦さんが食べたい食べ物第3位:ヨーグルト

普段から健康的なイメージのあるヨーグルト。便秘解消とカルシウムを摂取できる点から、妊婦さんに非常におすすめできる食べ物です。

 

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まず、便秘解消の効果

 

妊娠するとホルモンバランスの乱れや腸が圧迫されてしまうなどの原因から便秘になりがちです。ヨーグルトには乳酸菌がたくさん含まれていて、乳酸菌は腸内環境を整えてくれます。妊婦さんは気軽に下剤を飲むわけにはいかないので、ヨーグルトで腸内環境を整えましょう。

 

次に、カルシウムの摂取

 

赤ちゃんの骨の形成にもカルシウムは欠かせません。もし、お母さんがしっかりカルシウムを摂取していなければ、お母さんは自分の骨のカルシウム成分を使って赤ちゃんの骨を作るようになります。そうすれば、妊婦さんの骨密度が低下し、将来の骨粗しょう症の大きな原因となってしまいます。

 

妊婦さんが食べたい食べ物第2位:お肉(特に赤身)

お肉は重要なたんぱく源!たんぱく質は重要な体を作る重要な栄養素です。血液、筋肉、ホルモンなど、体はたんぱく質でできているといっても過言ではありません。

 

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お肉の中でもおすすめなのが、赤身の肉です。赤みのお肉は脂質が少なく、鉄分を多く含んでいます。妊娠中は鉄欠乏性貧血にもなりがちですから、赤身のお肉でたんぱく質と鉄分を積極的に摂りましょう。


ただし、生の状態で食べるのは非常に危険。生肉は食中毒の原因となりますから、しっかりと過熱をして食べるようにしてください。

 

妊婦さんが食べたい食べ物第1位:緑黄色野菜

妊娠していなくても野菜は食べないといけないのでは…?と思われがちですが、妊婦さんには特に重要!

 

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出典:img-cdn.jg.jugem.jp

 

ほうれん草やブロッコリーには葉酸が含まれています。

 

葉酸は、胎児の神経系を作るときに必須となる栄養素で、特に神経系が作られる妊娠初期に葉酸が不足すると、歩行障害や内臓系の異常などを引き起こす神経管閉鎖障害という障害を持って生まれてきてしまう可能性があります。

 

妊娠初期は葉酸サプリや葉酸キャンディーをおすすめされがちですが、日々の食事からもしっかり摂取していきましょう。

 

妊婦さんは妊娠中の食事に気をつけよう

・食べてはいけない食べ物3位:チーズ(ナチュラルチーズ)

・食べてはいけない食べ物2位:生卵

・食べてはいけない食べ物1位:生レバー

・妊婦さんが食べたい食べ物3位:ヨーグルト

・妊婦さんが食べたい食べ物2位:お肉(赤身の肉)

・妊婦さんが食べたい食べ物1位:緑黄色野菜

 

妊婦さんが食べてはいけない食べ物と、ぜひ食べたい食べ物についてご紹介しました。

 

食べてはいけない食べ物については、妊娠中は絶対に我慢しましょう。また、ぜひ食べたい食べ物については、なるべく食べられると良いですね。しかし、体調が悪くて食べられないのに無理に食べる必要はありません。

 

明らかに体調が悪いときなどは、早めにお医者さんに相談をしましょう。
ぜひ、素敵なマタニティライフを送ってくださいね。

 

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