【いつ】排卵出血の原因や血の量・色・期間、着床出血の違いまとめ【妊娠の可能性を上げるタイミング情報あり】

生理と生理の間にある排卵期は、卵巣から卵子が排卵される時期になります。この時期に少量の出血が起こることがあります。この排卵に伴う出血を排卵出血と言います。

 

排卵出血の原因や症状、排卵出血と着床出血の違い、排卵出血以外の可能性をまとめました。排卵出血を知っておくと、妊娠の可能性が上がるかもしれません!

女性の生理周期について

女性の生理周期は4つに分けることができます。

 

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出典:sofy.jp

 

 

月経期

月経期とは生理がある時期です。

 

卵胞期

卵胞期はエストロゲンがたくさん分泌されて、卵巣の中で卵子が成熟していく時期です。月経期から卵胞期にかけては低温期となります。

 

排卵期

卵巣から卵子が飛び出して排卵されます。

 

黄体期

卵子を包んでいた卵胞が黄体に変化して、プロゲステロンを分泌します。このプロゲステロンが子宮内膜を分厚く柔らかくして、着床に備えます。着床がないと、子宮内膜が剥がれ落ちて、生理が始まります。

 

黄体期は低温期よりも基礎体温が0.3~0.5℃上がる高温期になります。

 

 

排卵出血とは?

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女性の生理は約28日周期で、定期的にやってきます。そして、この生理と生理の間に排卵が起こります。排卵があると、少量の出血を認めることがありますが、これを排卵出血と言います。

生理と生理の間に起こるので、中間期出血とも言います。

 

黄体期は生理周期の長さに関係なく、14日前後と決まっていますので、次の生理予定日の約14日前に少量の出血が起こったら、排卵出血と言えるでしょう。

 

排卵出血は排卵に伴って起こりますので、排卵出血があった前後に低温期から高温期に変わります。

 

ただ、排卵出血は誰にでも起こるものではありませんし、排卵のたびに毎回起こるものでもないんです。そのため、先月は排卵出血があったけど、今月はなかったということも珍しくありません。

 

 

排卵出血の原因は?

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出典:shoda-lc.com

 

排卵出血は、排卵によってホルモンバランスが変わることで起こります。卵胞期はエストロゲンが多く分泌されているのですが、排卵期になると、このエストロゲンの分泌量が一時的に減少します。

 

そうすると、ホルモンバランスが乱れて、子宮内膜が少しだけ剥がれ落ちて出血が起こるのです。

 

排卵日やや手前で卵巣からのエストロゲンという女性ホルモンの分泌が一時的にすくなるときがありこの時出血するのを排卵出血または中間期出血と言っています。

 

引用:排卵出血(1)(2) | タグチIVFレディースクリニック

 

また、排卵が起こると卵巣の表面が少し傷つきますが、この傷が原因で出血が起こるとも考えられています。

 

そのため、排卵出血は生理的な現象の1つであり、病気ではありませんので安心してください。

 

 

排卵出血の症状

排卵出血とはどのような症状が起こるのでしょうか?排卵出血はどのような出血なのか、出血以外にはどのような症状があるのかを解説していきます。

 

 

排卵出血はどんな出血?(期間・量・色)

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排卵出血は、生理のように鮮血がたくさん出るわけではありません。排卵出血の特徴は次のような出血になります。

 

・期間=1~3日

・量=ごく少量

・色=ピンク、茶褐色、鮮血

 

排卵出血は、生理に比べて期間が短く、量はとても少ないので、ナプキンの必要はなく、おりものシートで十分に対応可能な程度です。

 

また、色は鮮血が出ることもありますが、ほとんどやピンクや茶褐色のおりものになります。

 

 

排卵出血のそのほかの症状は?

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排卵出血が起こると、出血が起こる以外の症状が現れることもあります。そのほかの症状から、「あ、これは排卵出血だな」と推測することも可能です。

 

排卵期の出血以外の症状は、排卵痛です。排卵が起こると卵巣の表面が少し傷つきますが、それによってチクチクとした下腹部痛が起こることがあるのです。

 

人によっては、どちらの卵巣から排卵が起こったのかわかるほどはっきりとした排卵痛がある人もいますが、全く排卵痛がない人もいます。

 

排卵出血と一緒に起こるそのほかの症状をご紹介します。

 

・下腹部のチクチクとした痛み(排卵痛)

・下腹部全体の重い痛み

・頭痛

・吐き気

・めまい

・腰痛

・倦怠感

・眠気

・抑うつ

 

下腹部痛以外の症状は、排卵期にはエストロゲンの分泌が減少し、ホルモンバランスが変わることで起こると考えられています。

 

ホルモンバランスが少し変わるだけで、女性は様々な症状が出てきますので、女性は身体はとてもデリケートなものと言えるのです。

 

 

排卵出血が妊娠のタイミングのサイン?

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排卵出血があると、排卵したというサインになります。ということは、排卵出血があった日は妊娠しやすい日ということになるのでしょうか?

 

確かに、排卵日に性交すれば妊娠する可能性はあります。ただ妊活中の女性は、「排卵日=最も妊娠しやすい日」ではないことを知っておきましょう。

 

最も妊娠しやすい日は排卵日の2日前とされています。

 

多くの研究から、排卵2日前、1日前に妊娠率が高くて、排卵日にはすでに確率が低下していることがわかっています。

 

引用:効果的なタイミングの取り方は? | 古賀文敏ウイメンズクリニック

 

つまり、排卵出血があってから性交しても、妊娠する可能性はありますが、排卵出血があった日が妊娠確率が最も高いというわけではないのです。

 

これは、卵子と精子の生存期間が関係しています。卵子の生存期間は、排卵してから8~10時間しかありません。

 

排卵された卵子の寿命はたったの8~10時間! 非常に短命な細胞なのです。

 

引用:排卵モニタリング|福田ウイメンズクリニック

 

それに対して、精子の子宮内での生存期間は2~5日とされています。つまり、排卵してから成功しても、精子が卵子にたどり着く前に卵子が死んでしまう可能性があるんです。

 

そのため、排卵の1~2日前に性交して、精子は卵管で、排卵されたらすぐに受精できるように待ち構えていたほうが妊娠する確率は高まるというわけです。

 

もちろん、排卵出血があってからでも妊娠の可能性はありますが、少しでも妊娠の可能性を高めたいなら、排卵日前に性交したほうが良いのです。

 

 

排卵出血と着床出血の違いは?

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排卵出血と似たような症状がある出血に着床出血があります。着床出血は、受精卵が子宮内膜に着床したことで起こる出血、つまり妊娠したサインとなる出血のことです。

 

排卵出血と着床出血の違いを確認しておきましょう。

 

■排卵出血

・時期=生理予定日から約14日前

・期間=1~3日

・量=ごく少量

・色=ピンク、茶褐色、鮮血

 

■着床出血

・時期=生理予定日の1週間前から生理予定日にかけて(生理予定日2~3日前が多い)

・期間=2~3日

・量=生理よりも少なめ

・色=ピンク、茶褐色、鮮血

 

排卵出血と着床出血は、時期が1~2週間ずれるだけで、とても似たような症状が現れます。次の生理予定日から逆算して、排卵出血か着床出血かを見極めましょう。

 

また、生理が来るかどうか、生理が来なかったら妊娠検査薬を使うことで、排卵出血と着床出血の違いを見極めることができるでしょう。

 

 

排卵出血以外の可能性

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排卵期に少量の出血があった場合、排卵出血の可能性が高いのですが、排卵期に出血があったからといって、100%排卵出血であるとは言い切れません。

 

病気による不正出血が、たまたま排卵期に起こったという可能性もあるのです。不正出血を起こす病気は以下のようなものがあります。

・子宮膣部びらん

・子宮頸管ポリープ

・子宮頸管炎

・子宮内膜炎

・子宮内膜症

・子宮筋腫

・子宮頸がん

・子宮体癌

 

このような病気があって、偶然排卵期に不正出血が起こったという可能性も捨てきれません。これらの病気は不妊の原因になるものもありますし、命を落とすものもありますので、見過ごすことはできませんね。

 

 

排卵出血かそのほかの出血かを確認する方法

排卵出血かそのほかの出血かを確認するにはどうしたら良いのでしょうか?排卵出血だと思い込んでいたら、実は子宮頸がんだったという可能性もあるのです。

 

排卵出血かそのほかの不正出血かを確認するための3つの方法を解説していきます。

 

 

次の生理予定日を確認する

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排卵出血かどうかを確認するには、次の生理予定日を確認しましょう。生理周期は人によって違いますが、黄体期は生理周期に関係なく14日前後と決まっています。

 

次の生理予定日がわかれば、排卵期はある程度特定することができますので、排卵出血かどうかがわかります。

 

また、排卵出血か着床出血かの違いもはっきりしますね。

 

 

基礎体温をつける

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排卵出血かそのほかの出血かを確認するためには、基礎体温をつけましょう。基礎体温をつけていれば、排卵出血があった日に低温期から高温期に変化しているかどうかで、排卵出血かどうかを確認できます。

 

低温期から高温期に移行していれば、排卵があった=排卵出血という証拠になりますし、基礎体温が変化していなければ、不正出血の可能性が高いということになります。

 

妊娠を希望している人はもちろんですが、妊娠を特に希望していない人も、生理周期や身体の変化をきちんと把握するために、基礎体温をつけることをおすすめします。

 

 

産婦人科を受診する

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排卵出血か不正出血かを確認するためには、産婦人科を受診しましょう。これが一番確実な方法です。

 

出血があった日が次の生理予定日から14日前で、さらに基礎体温が変化していれば、ほぼ100%排卵出血ですので、そのほかに明らかな症状がなければ。産婦人科を受診する必要はないと思います。

 

でも、排卵出血かどうか自信が持てない、不正出血の可能性がある、出血以外にもおりものの色や性状、臭いに変化がある、生理の経血量が多い、生理痛が重いなどの症状がある人は、産婦人科を受診して、本当に排卵出血だったのか、他の病気による不正出血なのかを確認してください。

 

子宮頸がんや子宮体癌は発見が早ければ完治可能ですが、発見が遅くなると命を落とすことになります。

 

排卵出血かどうか自信がないという人は、婦人科検診もかねて、一度産婦人科で検査を受けておくと安心です。

 

 

排卵出血の原因や症状・妊娠との関係についてのまとめ

・排卵出血の原因は、ホルモンバランスが乱れて子宮内膜が少し剥がれ落ちているため、生理現象の1つであり病気ではない

・排卵出血の症状
「1~3日で量はごく少量」「色はピンク」「茶褐色」「鮮血」「下腹部にチクチクとした痛みがある」

・排卵出血と着床出血の違いは、生理予定日の前後で見分けるのがポイント

・排卵出血以外の出血は、子宮系の病気にかかっている可能性もある

・排卵出血か不正出血なのかを確認する方法
「次の生理予定日の確認」「基礎体温を付ける」「婦人科を受診」

 

排卵出血の原因や症状、妊娠との関係性、排卵出血かそれ以外の不正出血かの見分け方などをまとめました。

 

排卵出血は病気ではなく生理現象の1つですので、心配する必要はありません。ただ、もしかしたら不正出血かもしれません。

 

日ごろから基礎体温をつけておくと排卵出血かどうかを見分けることができますし、もし排卵出血ではない可能性があるなら、健康診断を兼ねて産婦人科を一度受診しておくと良いでしょう。

 

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