【いつから】妊娠時のつわりの時期は?症状を軽減する対処法13選まとめ【いつまで】

妊娠を喜んだのもつかの間、つわりに苦しむ女性は多いですね。つわりは妊娠したことによる生理現象の一種ですが、だからといって放っておくと、おなかの赤ちゃんにもママの身体にも悪影響が出てきます。

 

つわりの時期はいつからいつまでなのか、つわりの原因や症状、つわりを軽くする対処法をまとめました。少しでもつわりを軽くして、妊娠生活を楽に送れるようにしましょう。

つわりの時期っていつからいつまで?

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つわりとは妊娠したことによって、吐き気や嘔吐などの症状が現れることで、これは病気ではなく生理現象の一種とされています。

 

全妊婦の50~80%に現れるとされていますので、全くつわりがなかったという人はごく一部のみで、ほとんどの妊婦さんが何らかのつわりを経験していることになります。

 

では、つわりはいつごろから始まって、いつ頃まで続くのでしょうか?つわりの時期は個人差がありますが、大体妊娠5週ごろから16週ごろまで続く人が多いようです。妊娠に気づいたのとほぼ同時につわりが始まり、安定期に入ると自然と消失するパターンですね。

 

ただ、先ほども言ったようにつわりの時期は個人差がありますので、4週に入る前、つまり生理予定日前から気持ち悪いなどの症状が現れる人もいます。

 

また、安定期に入ってもつわりの症状が続き、出産直前まで続くという人もいるのです。

 

 

つわりの原因は?

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つわりの原因は、まだきちんと解明されていませんが、妊娠に伴うホルモンバランスの変化が関係していると考えられています。

 

妊娠すると、女性ホルモンであるエストロゲンとプロゲステロン、さらにヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)が増加して、脳にある嘔吐中枢を刺激することで、つわりが現れるとされています。

 

また、プロゲステロンは胃腸の蠕動運動を低下させる作用がありますので、ガスが貯留して、吐き気や嘔吐が起こりやすくなることもあります。

 

このほか、ママの身体がおなかの赤ちゃんを異物とみなすことで、アレルギー反応のようなものが起こって、つわりが現れるのではないかという説もあります。

 

「自分の子どもが異物なわけがない!」と思うかもしれませんが、おなかの赤ちゃんの半分は父親由来ですから、自分以外のものが体内に入ってきているようなものですので、異物と認定されることがあるのです。

 

 

つわりの症状は人ぞれぞれ

つわりの症状と言うと、吐き気や嘔吐が最初に思い浮かぶと思います。確かに、つわりで吐き気や嘔吐に苦しむ人が多いのですが、つわりの症状は吐き気や嘔吐だけではないのです。

 

つわりの症状には次のようなものがあります。

 

・吐き気

・嘔吐

・匂いに敏感になる

・食べ物の好みが変わる

・頭痛

・イライラする

・身体がだるい

・とにかく眠い

・唾液が増える

 

つわりにはこのような症状があります。吐き気に関しては、何か少しだけでも食べると吐き気がするという人もいますし、空腹になると吐き気が強くなるから、何か口に入れていないと辛いという「食べづわり」の人もいます。

 

 

つわりを軽くする対処法13選

つわりは妊娠中の生理現象の1つとはいえ、辛くて辛くて仕方がないという人もいますよね。つわりがあると、日常生活もままならず、妊娠したことを後悔してしまうことすらあるのです。

 

できるだけつわりを軽くして、妊娠生活を健やかに過ごすためにも、つわりを軽くする対処法13個を実践してみましょう。

 

 

水分補給だけは欠かさない

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つわりがきつい人は、とにかく水分補給だけは欠かさないようにしましょう。つわりの一番の問題は脱水です。脱水にならないためにも、食事はとれなくても、とにかく水分補給だけはするようにしましょう。

 

脱水になると母体や赤ちゃんに悪影響がありますし、吐き気が強くなるという悪循環に陥ることもあるのです。

 

水分摂取はアルコールやカフェイン飲料を除けば、飲みやすいものを飲んで構いません。おすすめはスポーツドリンクです。スポーツドリンクは体内に吸収されやすいですし、ミネラル分だけでなくカロリー摂取もできますので、つわりの時期の脱水を予防するのにピッタリなのです。

 

 

冷まして食べる

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普段は出来立ての熱々のものを食べているかもしれませんが、つわりの時期は熱々のものは避けて、冷まして食べるようにすると、食べやすくなります。

 

つわりの時期は匂いに敏感になります。冷めたものは熱いものに比べて、匂いが抑えられていますので、匂いが原因で吐き気や嘔吐がある人は冷めたものなら食べやすいということがあるのです。

 

 

調理を家族に代わってもらう

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つわりの時期はご飯づくりを家族に代わってもらいましょう。ご飯を作ると、調理時の匂いで吐き気を感じるようになるのです。

 

ですから、つわりの時期は旦那さんや両親などに調理を代わってもらうと、つわりを軽減できるでしょう。

 

もし、旦那さんが仕事で忙しい、近くに頼れる両親がいないという場合は、一時的にコンビニやスーパーでお惣菜を買ってきて、調理の負担を減らすようすると良いですよ。

 

 

栄養のバランスは気にしない

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つわりがあっても、「おなかの赤ちゃんに栄養がいかなくなるから」と心配になって、無理にでも食べようとするかもしれません。

 

でも、つわりがある場合は、無理に食べる必要はありません。妊娠初期の母体から胎児への必要な栄養量はごくわずかですので、妊娠初期は無理に食べる必要はありませんし、栄養のバランスを考える必要はないのです。

 

食事が摂取できないことは必要以上に心配しなくてよい。時期が来れば自然軽快するうえに、妊娠初期の胎児の栄養必要量は極わずかで、絶食でも輸液療法で十分補給可能である。

 

引用:日本医科大学多摩永山病院女性診療科・産科医局-情報-妊娠悪阻

 

 

小分けにして食べる

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つわりがある人は小分けにして食べると良いですよ。1日3食きっちり食べるよりも、少量ずつ回数を多くして食べたほうが、気持ち悪くなりにくいのです。好みのものを少量ずつ1日5~6回に分けて食べると良いでしょう。

 

 

家族につわりを理解してもらう

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つわりは精神的なストレスが症状を大きく左右するので、家族につわりを理解してもらって、サポートしてもらいましょう。

 

確かに、つわりは病気ではありません。でも、病気ではないからこそ「薬を飲んだら、すぐに治る」というものでもないのです。

 

旦那さんに「つわりなんて病気じゃないだろう?病気じゃないんだから、家事の手を抜くな。」と言われるよりも、「辛いよな。ゆっくり休んで良いよ」と言われる方が、気持ちが楽になりますよね。

 

旦那さんや家族につわりの辛さを理解してもらって、食事の用意や家事などを代わってもらったり、協力してもらえれば、つわりの症状が軽減できるはずです。

 

 

ビタミンB6を摂取する

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つわりを軽減するためには、ビタミンB6を積極的に摂取しましょう。ビタミンB6は妊娠中に摂取すると、吐き気や胃のムカつきを抑えてくれる効果があるのです。

 

ビタミンB6はカツオやマグロ、肉類、バナナなどに含まれています。もし、つわりでこれらの食品が食べられない場合は、サプリメントから摂取するのも良いでしょう。

 

もし、つわりが重い人はビタミンB1も摂取しましょう。妊娠中にビタミンB1が極度に不足すると、ウエルニッケ脳症を発症する可能性があります。ウエルニッケ脳症を発症すると、後遺症が残ったり、死に至ることもあります。

 

 

精神的に辛いなら里帰りを考慮する

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先ほども言いましたが、つわりは精神的なストレスが関係しています。つわりが辛く、さらに旦那さんなど家族の協力をなかなか得られない状況の場合は、里帰りを考慮するのも良いでしょう。

 

里帰りをして実家でストレスなくゆっくり過ごせば、つわりが軽減することもあります。

 

 

ゆったりした服を着る

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つわりを軽減するためには、ゆったりとした服を着ましょう。ブラジャーなどで身体を締め付けていると、少し食べただけで吐き気をもよおす原因になります。

 

妊娠していない時も、ブラジャーやガードル、タイトなジーンズなどを履いていると、気持ち悪くなることがありますよね。妊娠中なら尚更です。

 

妊娠初期はまだお腹が大きくなっていないので、きつめの下着や服を着る人もいるかもしれませんが、きつめの下着や服はつわりを重くする原因になりかねませんので、ゆったりとリラックスできる下着や服を選んでください。

 

 

ゆっくり休む

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つわりがある人は、休める時はゆっくり休みましょう。仕事や家事で、つわりがあってもなかなか休む時間が取れないかもしれません。でも、つわりで辛い時は無理をすると、さらにつわりが重くなってしまうことがあります。

 

そのため、つわりが辛い時は有給休暇を使って休むようにしたり、家事は休んでしまいましょう。そして、ゆっくり横になって休んでください。

 

 

すぐに食べられるものを常備する

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つわりの時期は、規則正しい食生活を送る必要はありません。「食べられるときに食べる」を基本にしましょう。

 

そのために、「今なら少し食べられるかも」と思った時にすぐに食べられるものを用意しておくと良いですよ。

 

クラッカーやビスケットなどを用意しておくのも良いですし、電子レンジで温めればすぐに食べられる冷凍食品などをストックしておくのも良いでしょう。

 

 

気分転換をする

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つわりの時期は、「つわりが辛い」ということばかり考えてしまって、気分がふさぎ込んでしまうことが多いと思います。でも、ふさぎ込んでいると、精神的なストレスから、余計につわりが重くなってしまうことがあります。

 

そのため、つわり中は気分転換を心がけましょう。友達と電話でおしゃべりするのも良いですし、外出できる体調であれば、お気に入りのカフェに行ったり、旦那さんとデートに出かけると良いですよ。

 

 

嘔吐した後はすぐにうがいを

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つわりで嘔吐してしまった場合は、すぐに冷たい水でうがいをしてください。嘔吐した後に口の中をゆすがないと、吐物や胃液の臭いで、また吐き気をもよおすことになります。

 

ですから、吐いてしまったら、うがいをするようにしましょう。常温の水よりも冷たい水のほうがすっきりすると思います。

 

 

こんなつわりの症状は産婦人科に相談を

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つわりは病気ではありません。妊娠したことでの生理現象です。でも、あまりにも重いつわりは、「妊娠悪阻」という病気になります。

 

「つわり」の症状が悪化し、脱水、栄養代謝障害などを来たしたものを妊娠悪阻といい、全妊娠の0.5%前後に発症する

 

引用:日本医科大学多摩永山病院女性診療科・産科医局-情報-妊娠悪阻

 

妊娠悪阻になると、肝機能障害や代謝性アシドーシス、意識障害や運動失調などの神経症状が現れ、胎児死亡や母体死亡に至ることもあるのです。

 

ですから、つわりが重くなったら、産婦人科を受診して治療をする必要があります。

 

<産婦人科を受診するつわりの症状の目安>

・水分すら受け付けない

・数日間ほとんど何も食べていない

・妊娠前よりも5%以上体重が減少した

・食べるとすぐに吐いてしまう

・1日に何度も吐く

・体力が低下してフラフラする

 

このような症状がある人は、産婦人科を受診して点滴などの治療をしてもらうようにしましょう。

 

 

妊娠時のつわりの時期・症状を軽減する対処法についてのまとめ

・つわりの時期は「妊娠5週ごろから16週まで」「個人差がある」

・つわりの原因「妊娠によるホルモンバランスの影響」

・つわりの症状「吐き気」「嘔吐「匂いに敏感になる」など

・つわりを軽くする対処法
「水分補給を欠かさない」「熱い食べ物は冷ましてから食べる」「調理を家族に代わってもらう」「栄養のバランスは気にせず食べる」「好みの物を少量ずつ1日5~6回に分けて食べる」「家族につわりを理解して協力してもらう」「ビタミンB6やビタミンB1は、つわりの症状が軽減する」「精神的に辛いなら、里帰りをする」「ゆったりとした服やリラックスできるを着る」「ゆっくり休む」「すぐに食べられる物を常備しておく」「気分転換をする」「嘔吐した後は、すぐにうがいをする」「つわりが重くなったら、産婦人科を受診する」

 

妊娠中のつわりは、妊娠5週ごろに現れて、安定期に入ると自然に消失することがほとんどです。つわりは妊娠中の生理現象ですので、ご紹介した13個のつわりの対処法を実践して、症状を軽減しながら何とか乗り切りましょう。

 

ただ、水分が取れない、体重が大幅に減少するなどの症状がある人は、「妊娠悪阻」という病気になりますので、早めに産婦人科を受診して下さい。

 

妊娠中のつわりは辛いですが、ママになるための準備だと割り切って、旦那さんに協力してもらいながら上手に付き合って乗り切りましょうね。

 

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