あなたは、正しい姿勢を保つことができていますか?あなたの体は歪んでいないでしょうか?体の歪みがあると、様々な悪影響が出てきます。体の歪みは、とても怖いものなのです。
体の歪みの種類や原因、症状、改善・矯正方法をまとめました。体が歪んでいるかどうかのチェック方法もありますので、ぜひ参考にして下さい。
体の歪みの3つの種類と原因
体の歪みとは骨盤の歪みです。骨盤は身体全体を支えているものですので、骨盤が歪んでいると、体全体が歪んでくるのです。
体の歪みには種類があり、それぞれに原因がありますので、その種類と原因を見ていきましょう。
骨盤が後傾している歪み
1つ目の歪みは骨盤が後傾、つまり後ろに傾いている歪みです。このタイプの体の歪みは、猫背が原因であることが多いんです。
猫背の人は背中が丸まり、肩が前方に巻き込まれていることが多いですよね。背中を丸めるためには、骨盤が後ろに傾く必要があります。その状態が長く続くことで、骨盤が後ろに傾き、体に歪みが生じるのです。
猫背気味の人は、鏡の前で横を向いて立ってみましょう。骨盤が後ろに傾いているのがわかると思います。
骨盤が前傾している歪み
2つ目の体の歪みは、骨盤が前傾している歪みです。これは、先ほどの逆で、骨盤が前に傾いている状態ですね。反り腰とも言われます.
このタイプの体の歪みは、胸を張り過ぎていたり、お尻をドナルドダックのように出しながら歩くような人に多く見られます。このタイプは、自分では姿勢が悪いと思っていない、体が歪んでいるとは思っていないので、自分ではなかなか気づきにくいのです。
骨盤が左右に傾いている歪み
3つ目の体の歪みは、骨盤が左右のどちらか一方に傾いている状態の歪みです。この骨盤が左右どちらか一方に傾いていると、肩の高さが違ったり、脚の長さが違うなど、体全体の歪みにつながります。
この体の歪みは、脚を組んで座ったり、片方の肩にかばんをかけたり、片方の腕で重い荷物を持ったりすることが原因で起こります。
体の歪みによる症状
体の歪みの種類と原因を説明しましたが、体の歪みがあると、どのような影響があるのでしょうか?体の歪みは、健康への悪影響がたくさんあるんです。
体が歪むと、その部分の筋肉が凝り固まります。そうすることで、血行が悪くなってしまうんです。体の歪みによる症状と、血行が悪くなることでの症状の2つに分けて、症状をご紹介します。
症状の原因 |
症状 |
体の歪み |
腰痛、肩こり、首のコリ、頭痛、眼精疲労、股関節痛、膝の痛み、 内臓下垂、O脚 |
血行が悪い |
冷え性、しびれ、めまい、疲労感、倦怠感、生理痛、生理不順、便 秘、むくみ、肌荒れ |
これらが体の歪みによる症状です。このほかに、基礎代謝が低下して太りやすくなりますし、実際に体が歪んでいると、太って見えてしまいます。だらしなく見えるので、スッキリと見えずに、太ってブヨブヨの体のように見えてしまうんですね。
また、ホルモンバランスの乱れから自律神経のバランスも乱れやすくなります。しかも猫背の人や骨盤が傾いて背骨が歪んでいる人は、頚椎に負担をかけています。頚椎は自律神経が通る部位なので、頚椎に負担をかけると、さらに自律神経のバランスが乱れてしまいます。
自律神経は身体のバランスを整え、正常に保つために重要な役割を果たしていますので、自律神経のバランスが乱れると、自律神経失調症になり、体調不良になりやすくなります。
さらに、情緒不安定になるなど、精神面にも影響を与えるのです。うつ病や不安障害は、自律神経の乱れが関係しているとも言われています。
体の歪みは身体全体に、また精神面にも悪影響を与えるものですので、体の歪みがある人は、今すぐ改善・矯正しなければいけません。
体が歪んでいるかどうかの2つのチェック方法
体の歪みがある場合は、早く改善・矯正しなければいけませんが、自分の体が歪んでいるのかどうかは、わからないですよね。そんなあなたのために、体が歪んでいるのかどうかのチェック方法をご紹介します。
その場で足踏みしてチェック
目を閉じて、その場で足踏みをするだけで、体の歪みがあるのかどうかがわかります。これは、有名な方法かもしれませんね。
<チェック方法>
- 1.床にテープなどを貼って目印を作っておく
- 2.目印の上に立って、目を閉じる
- 3.その場で50回足踏みをする
- 4.50回足踏みをしたら、目を開けて、目印とどのくらいずれているかを確認する
目印から大きくずれているほど、体が歪んでいるという証拠になります。前に進んでいた人は骨盤が前傾気味、後ろに下がっていた人は骨盤が後傾気味、右に進んだ人は右に歪んでいる、左に進んだ人は左に歪んでいるとされています。
仰向けで足の開きチェック
仰向けになるだけでも、体の歪みをチェックすることができます。今すぐできますので、試してみてください。
<チェック方法>
- 1.仰向けに寝る
- 2.脚を伸ばして踵をつけて、足先を揃える
- 3.力を抜く
- 4.足先の開き具合をチェックする
足先が左右のバランスよく90度程度に開いた場合は、体が歪んでいない証拠です。ただ、左右の足どちらかが大きく開いてしまったという場合は、左右どちらかに体が歪んでいると思います。
また、左右のバランスは良いものの、90度以上に大きく開いた場合は、骨盤が後傾していて、逆にあまり開かなかった場合は骨盤が前傾している可能性があります。
体の歪みの4つの改善・矯正方法
体の歪みの改善・矯正方法をご紹介します。
体の歪み矯正体操
[youtube https://www.youtube.com/watch?v=_wIeAYEV7AM]
- 1.仰向けに寝て膝を立てる
- 2.両手を開く
- 3.膝をゆっくり左右に倒す(左右10回ずつ)
- 4.両腕を上にあげて、手を組む
- 5.この状態で膝をゆっくり左右に倒す(左右10回ずつ)
- 6.片方の腕を胸の上で伸ばして、それをもう片方の腕で肘を曲げてホールドする
- 7.この状態で膝をゆっくり左右に倒す(左右10回ずつ)
ヨガで体の歪みを改善・矯正する
ヨガでも体の歪みを改善・矯正することができます。
ヨガのポーズを通して身体の動きを左右均等に、動きをリセットする時間を作っていくことで姿勢の癖、つまり身体のゆがみも改善してくることは十分可能だと思います。
ヨガのポーズは左右行いますので、どちらか一方に歪んでいる場合は、それを少しずつ改善していくことができるのです。
ヨガは体の歪みだけでなく、自律神経を整え、全身の筋肉を使いますので、運動不足気味の人におすすめです。
整体院に通う
体の歪みを改善・矯正するためには、整体院に通うのも良いでしょう。やはり、専門家にしっかりと矯正してもらうと、体の歪みを早く治すことができます。
ただ、整体師は国家資格ではないので、施術のクオリティに差があることがありますので、整体院を選ぶ時には、口コミなどを重視して、評判の良い整体院を選ぶようにしましょう。
生活習慣を見直す
体の歪みを矯正するためには、生活習慣を見直しましょう。あなたは、次のような癖・生活習慣はないでしょうか?
・脚を組んで座らなと落ち着かない
・頬杖をつく
・片足に体重を乗せて立つ
・猫背
・ショルダーバッグはいつも同じ肩で持つ
・重い荷物は常に利き腕で持つ
・親に姿勢が悪いと注意されることが多い
このような癖・生活習慣に当てはまる人は、自分から体を歪ませているようなものですから、今すぐこの癖や習慣を直してください。
最初はとても違和感があると思います。特に、脚を組んで座る癖がある人は、脚を揃えて座るだけで、なんだか落ち着かない、そわそわする、すぐに脚を組みたくなると思います。
でも、とにかく最初の1週間だけ何とか我慢してください。そうすれば、徐々に脚を組まないことに慣れてきて、違和感がなくなり、体の歪みも改善していくはずです。
体の歪みの種類と原因・体の歪み症状・チェック・対処法のまとめ
「骨盤が後ろに傾いている」「骨盤が前傾している歪み」「骨盤が左右に傾いている歪み」
・体の歪みによる症状
「肩こり」「首こり」「O脚」「頭痛」「眼精疲労」など
・体の歪みチェック方法
「目印を付けて目をつむり、その場で足踏みしてどれくらい離れたか」「仰向けに寝て、脚を伸ばし踵を付けて足先を揃えて力を抜き、足先の開き具合をチェック」
・体の歪みの改善と矯正豊富
「体の歪み矯正体操を行う」「ヨガで体の歪みを改善、矯正」「整体院に通う」「体を歪める原因になっている生活習慣を見直す」
体の歪みの種類と原因、体の歪みの症状、チェック方法、改善・矯正方法をまとめましたが、いかがでしたか?
体の歪みは、あらゆる体の不調につながるものですから、早めに改善・矯正をして、健康にきれいなスタイルを作るようにしましょう!