大学生になると、一人暮らしに憧れる人は多いと思います。高校生の頃から、大学生になったら一人暮らしをしたいと思っている人も多いのではないでしょうか。
ただ、一人暮らしはお金がかかります。大学生の一人暮らしの家賃相場や一人暮らしにかかる費用、一人暮らしあるあるなどをまとめました。
大学生の一人暮らしの家賃の相場
大学生が一人暮らしをしようと思ったら、どのくらいの家賃がかかるのでしょうか?大学生の一人暮らしの家賃相場を見ていきましょう。
大学生の一人暮らしの家賃の平均相場
大学生の一人暮らしの家賃相場は、独立行政法人日本学生支援機構「平成26年度 学生生活調査報告」によると、年間で44万7900円となっています。これは、家賃+光熱費込みの相場ですね。
年間で44万7900円ですので、1ヶ月あたりだと家賃+光熱費込みで3万7325円と言うことになります。光熱費込みの値段であることを考慮すると、大学生の一人暮らしの純粋な家賃相場は3万円前後ということになりますね。
どこに住むかで家賃は全然変わる
大学生の一人暮らしの家賃相場を見てきましたが、東京で一人暮らしをしている大学生は、「嘘だよ!こんなに安いわけないじゃん!アパートじゃなくて、大学の寮に住んでるんじゃないの?」と思っているかもしれません。
でも、先ほど紹介した家賃相場は、確実に大学生の一人暮らしの家賃相場になります。ただ、全国平均の家賃相場なんです。
一人暮らしの家賃相場は、どこに住むかで大きく異なります。東京に住めば家賃は高くなりますし、地方に住めば家賃は安くなります。
東京のワンルームの家賃相場をご紹介しますね。
・千代田区=10万9000円
・中央区=9万8500円
・渋谷区=7万6000円
・台東区=7万9000円
出典:東京都のワンルーム(1R)の家賃相場:賃貸物件サイト【CHINTAI】
東京都23区内だと家賃相場は7万円、とくに高いところ(港区、千代田区、中央区)だと10万円程度が相場になります。
続いて、札幌市のワンルームの家賃相場を見ていきましょう。
札幌市も日本の代表的な大都市の1つですが、東京23区に比べると、だいぶ家賃相場が下がっていることがわかりますね。
だから、大学生の一人暮らしの家賃相場はどこに住むか、どこの地域の大学に通うかで大きく変わってくるのです。
家賃相場が安い地域なら、標準的なワンルームや1Kのアパートでも、家賃が1~2万円で済むでしょうし、東京23区の中でも中心部に住みたいのであれば、家賃は10万円以上かかることを覚悟しておかなくてはいけないのです。
大学生の一人暮らしにかかる費用
次に、大学生の一人暮らしにかかる費用を見ていきましょう。大学生が一人暮らしをすると、家賃以外にもいろいろなお金がかかるようになります。
大学生の一人暮らしにかかる費用は全部でいくらになるのか、一人暮らしをする前に確認しておきましょうね。データは先ほど紹介した独立行政法人日本学生支援機構「平成26年度 学生生活調査報告」から引用します。
食費
大学生が一人暮らしをすると、食費がかかります。実家にいれば、実家で朝食や夕食を食べるので、基本的にご両親が食費を負担する形になると思います。
でも、一人暮らしをすれば3食を自分で用意しなければいけません。
大学生の一人暮らしの食費の平均は、1ヶ月2万1975円です。1ヶ月30日として1日分を計算すると、1日732.5円となります。
1日732円と考えると、結構カツカツに節約する必要がありますよね。1食732円ではなく、朝・昼・夕の3食で732円ですから。
大学生の一人暮らしは、オシャレなドラマのように友達と外食!オシャレなカフェ!のような食生活ができるわけではなく、みんな節約しながら生活しているんです。
保健衛生費
大学生の一人暮らしでかかる費用、次は保健衛生費です。保健衛生費は1ヶ月平均で、3041円です。
保健衛生費は病院の受診費や薬代、シャンプーなどの日用品、美容院代などが含まれます。女性の場合は、化粧品代もかかりますね。
健康な男子大学生なら保健衛生費は1ヶ月3000円あれば十分かもしれませんが、オシャレに気を使う女子大生は1ヶ月3000円ではちょっと足りないかもしれませんね。
娯楽・し好費
大学生の一人暮らしでかかる費用は、娯楽・し好費があります。一人暮らしをしている大学生の娯楽・し好費の平均費用は、1万1766円です。
この娯楽・し好費には大学生の場合、サークル費用や友達との飲み会代、タバコ代などが含まれます。
大学生はサークル中心の生活になることがありますが、サークル活動には意外とお金がかかるので、娯楽費用が1万円以上かかることがあるのです。
その他の日常費
大学生の一人暮らしにかかる費用、最後はその他の日常費です。その他の日常費の1ヶ月の平均は、1万2475円となっています。
その他の日常費には、衣服代や交通費、スマホ代、インターネット代などが含まれます。すべて大学生にとっては絶対に必要なものになるので、1ヶ月あたりの費用は1万円以上かかることになります。
合計はどのくらいになる?
では、最後に大学生が一人暮らしをすると、1ヶ月あたりどのくらいの費用が掛かるのかを計算してみましょう。
・家賃(含光熱費)=3万7325円
・食費=2万1975円
・保健衛生費=3041円
・娯楽・し好費=1万1766円
・その他の日常費=1万2475円
合計=8万6582円
大学生が一人暮らしをすると、1ヶ月9万円くらいが費用として掛かってくることになります。もちろん、これ以外にも学費がかかってくるので、大学生が一人暮らしをすると、すごい出費が必要なんですね。
大学生の一人暮らしあるある
大学生が一人暮らしした時の「あるある」を見ていきましょう。大学生一人暮らしあるあるを見ていくと、大学生の一人暮らしの実態が見えてくると思います。
大学生の一人暮らしあるある~食生活編~
大学生の一人暮らしあるある、まずは食生活に関するあるあるをご紹介します。
1.月末はもやしやパスタだけになる
月末になると、金欠になってしまうので、安く買えるもやしやパスタオンリーの食生活になります。「今日もパスタか…。来月こそはきちんとお金の管理をしなくちゃ」と毎月思うのですが、結局は毎月金欠になって、モヤシやパスタの生活になるのです。
2.一人暮らし当初は張り切って自炊するが、2~3ヶ月で挫折する
一人暮らしを始めたばかりの頃は、張り切って自炊をするのですが、結局は一人分を作るのが面倒になったり、食材を使いきれなくて、途中で挫折する人が多いです。
コンビニ弁当やスーパーの総菜、レトルト食品、カップラーメンが主食になるのが、大学生の一人暮らしあるあるなんです。
3.実家からの宅配便が救援物資のように感じる
実家の母親が時々送ってくれる宅配便は、一人暮らしの大学生にとっては救援物資のように感じることがあります。
節約生活の中では自分では買えないようなちょっと高級な食品が送られてきたら、本当に嬉しいですよね。
4.実家に帰省した時に、実家の食料の豊富さに驚く
長期休みに実家に帰省すると、実家の食料の豊富さに驚くようになるのも、大学生の一人暮らしのあるあるです。
大学生の一人暮らしは、深夜に「お腹がすいたな」と思っても、部屋に何も食料がなくて、コンビニに行こうかどうか考えた結果、面倒くさいからそのまま寝てしまう。と言うことがよくあります。
でも、実家にいると、「お腹がすいたな」と思うと、何かしら必ず食料があって、お腹を満たすことができるので、「実家って何でもあるんだなぁ」とビックリするのです。
5.野菜ジュースをスーパーフードと思い込む
一人暮らしをする大学生は、野菜不足が気になります。野菜は結構高いですし、コンビニやレトルト食品に頼っていると、野菜不足になってしまうんですよね。
そんな時に野菜ジュースを飲むと、野菜をたくさん食べた気になって、野菜ジュース=スーパーフードと思えてくるんです。「野菜ジュースを飲んでおけば、とりあえず健康!」と思い込んでいるのは一人暮らしの大学生あるあるだと思います。
大学生の一人暮らしあるある~生活編~
次は、一人暮らしの大学生あるあるの生活編を見ていきましょう。
1.インフルエンザで死ぬ思いをする
実家でインフルエンザにかかっても、病院に連れていってもらえて、ポカリスエットを買ってきてもらい、消化に良い食べ物をすぐに用意してもらえます。
でも、一人暮らしの大学生がインフルエンザにかかると、病院に行く体力もなく、部屋には食料や飲み物もないため、死ぬ思いをすることになるんです。
2.近所のコンビニ店員と顔見知りになる
一人暮らしの大学生にとって、コンビニは大親友です。1日に2~3回通うこともあるでしょう。そうすると、そのコンビニの店員と顔見知りになってしまうんです。
あまりにヘビーユーザーになると恥ずかしいので、2~3件のコンビニを使いまわすという大学生も少なくありません。
3.インターフォンが鳴ると超ビックリ!
一人暮らしの大学生は、基本的に人が訪ねてくることがありません。友達が来ることはあっても、インターフォンを鳴らすような人が来ることはないんです。
それなのに、突然インターフォンが「ピンポ~ン!」となると、超ビックリして、心臓がドキドキします。でも、結局は自分が頼んだamazonからの荷物だったりすることが多いんですよね。
4.友達のたまり場になる
大学近くに一人暮らしをしていると、友達のたまり場になることが多いです。常にだれか友達がいる状態になって、寂しさは感じないものの、「ちょっとうざいなぁ」とか「一人になりたいなぁ」と思うことも出てきます。
5.基本的にベッド上で生活する
大学生の一人暮らしの部屋は狭いです。また、動くのが面倒なので、基本的にベッド上で生活します。寝るのはもちろんですが、ご飯を食べたり、パソコンしたり、テレビを見るのも、ベッドの上。リモコンやティッシュなど、必要なものは全部動かずに手が届く範囲に置いておく。
これが大学生の一人暮らしあるあるの定番と言えると思います。
6.深夜番組&深夜ラジオに詳しくなる
大学生が一人暮らしをすると、深夜番組や深夜ラジオに詳しくなります。
翌日の講義が1限目からない場合、好きなだけ夜更かしをすることができるので、実家にいた時には見る&聴くことができなかった深夜番組や深夜ラジオに自動的に詳しくなるんです。
7.隣の部屋からの壁ドンに驚く
自分の部屋に友達を呼んで騒いでいると、隣の部屋の住人から「壁ドン」をされることがあります。壁ドンといっても、男女の壁ドンではなく、「うるさい!」という意味の壁ドンですね。
自分が壁ドンをする、壁ドンしたくなるというケースも少なくありません。
8.ゴミ捨てが面倒で溜まっていく
大学生の一人暮らしは、ゴミが溜まっていくことが多いです。まず、分別が面倒ですよね。しかも、ゴミの収集は朝早いので、昼夜逆転気味の大学生にはゴミ出しがきついんです。
そうすると、ゴミが部屋や部屋のベランダにどんどん溜まっていってしまうんです。
9.トイレのドアが開けっぱなしになる
一人暮らしをしている大学生は、トイレのドアを締めなくなります。ドアを開けっ放しにしてトイレに入っても、誰にも見られることがないので、ドアを閉めようと思わなくなるんです。
大学生の一人暮らしの家賃相場・費用・あるあるの総まとめは・・・
「44万7900円」「一ヶ月あたりが3万7325円が相場」
・どこに住むかによって家賃相場は変わる
・大学生の一人暮らしでかかる1ヶ月あたりの費用
「食費2万円代」「保健衛生費3041円」「娯楽1万円」「その他1万円」
・大学生の一人暮らしであるあるの食生活
「月末はモヤシかパスタが多い」「野菜ジュースがスーパーフード」
・大学生の一人暮らし生活でのあるある
「病気にかかった時に辛い思いをした「ゴミ捨てが面倒で溜まっていく」
大学生の一人暮らしの家賃やその他の費用、一人暮らしあるあるをまとめました。大学生の一人暮らしは生活費だけで9万円、さらに学費もかかりますので、決して安いものではありません。
それでも、一人暮らしは憧れますよね。一人暮らしをすると、実家や両親のありがたみを実感できると思いますので、バイトをしながら一人暮らしをするのは悪いことではないと思いますよ!