あなたは自分の姿勢に自信を持っていますか?猫背のように姿勢が悪いと、健康に様々な悪影響が出てきます。猫背はストレッチをすることで、すぐに解消できます。
猫背による悪影響と姿勢矯正の効果、姿勢矯正ストレッチをまとめました。猫背の人は、今日から姿勢矯正ストレッチを始めましょう!
猫背になるとこんなに悪影響が!
猫背になると、たくさんの悪影響が出てきます。猫背の悪影響は、次の3つです。
・首や肩のコリ
・自律神経の乱れ
・見た目が悪くなる
この3つの猫背の悪影響を1つずつ見ていきましょう!
首や肩のコリ
猫背の悪影響の1つ目は、首や肩のコリです。正しい姿勢では、首だけではなく背骨全体で頭を支えますので、首や肩への負担を軽減できます。
でも、猫背になると、首が前傾して、頭は背骨の真上に載らなくなりますので、首だけで重い頭を支えることになり、首やそれを支える肩に負担がかかるようになります。
そうすると、どうしても首や肩の筋肉が疲労して、凝り固まってしまいますので、首や肩のコリが出てきて痛みなどが生じるのです。
首や肩のコリは、頭痛や眼精疲労にもつながります。猫背気味の人で頭痛に悩んでいる人は、実は猫背が原因の頭痛なのかもしれません。
自律神経の乱れ
猫背になると、自律神経が乱れやすくなります。猫背になると、首に負担がかかることは、先ほどお話した通りです。
首の頚椎には自律神経が通っているんです。そこに負担がかかれば、自律神経が乱れやすくなりますよね。
自律神経は私たちの身体をコントロールしているものですので、自律神経が乱れると、消化機能が低下したり、便秘や下痢になりやすくなったり、血圧や呼吸、体温にまで悪影響を及ぼすようになるんです。
また、自律神経が乱れると、精神面にも影響が出てきます。自律神経失調症から、情緒不安定になり、不安神経症やうつ病を発症することも珍しくありません。
見た目が悪くなる
猫背になると、見た目が悪くなるというデメリットもあります。背筋がピンと伸びた人と猫背の人、どちらが第一印象が良いでしょうか?いうまでもなく、背筋が伸びた正しい姿勢の人ですよね。
猫背になると、身長が低く見えますし、お腹が出ているように見えます。また、女性はバストが垂れてしまいますね。そのため、猫背は太って見えるだけでなく、老けて見えますし、身長が低く顔が大きく見えてしまうんです。
猫背気味だと、顔がやや下を向くようになりますので、顔の皮膚が垂れ下がりやすく、しわやたるみが出やすいので、美容面でも悪影響が出てきます。
一般的に、猫背の人は根暗で陰険、やる気がない、後ろ向きの性格と思われがちですので、自分では気づかないだけで、猫背というだけで損をすることも多々あるのです。
姿勢矯正をする効果は?
猫背の人のデメリットを説明しましたが、姿勢を矯正すると、どんな効果を得られるのでしょうか?姿勢矯正の効果はたくさんあるんです。
・第一印象が良くなる
・痩せやすい体質になる
・スタイルが良く見える
・肩こりや首のコリ、腰痛がなくなる
・自律神経が整う
・むくみを改善できる
姿勢を矯正すると、第一印象が良くなります。これは背筋が伸びていると、明るい印象になるからですね。また、姿勢を矯正すると、スタイルが良く見える効果もあります。
姿勢を矯正すると、お腹が凹み、バストアップできます。また、骨盤が正しい位置になりますので、ヒップアップの効果も得られます。
さらに、姿勢矯正はインナーマッスルを鍛える効果がありますので、基礎代謝が上がり、自然と痩せやすい体質になるんです。
姿勢を矯正して、肩こりや首のコリが治りますし、正しい姿勢は腰への過度な負担がかかりにくくなりますので、腰痛も軽減します。
また、頚椎が正常な位置に戻ることで、自律神経を圧迫することがなくなりますので、自律神経のバランスが整い、体調を改善することができます。
そして、姿勢矯正は血行を促進する効果があります。血行が促進すると、むくみにくくなりますので、むくみを改善することができるんです。
姿勢矯正のストレッチ4選!
姿勢矯正のストレッチをご紹介します。どれも今すぐできるものですから、姿勢を矯正したい人は、ぜひ今すぐ行ってみてください!
姿勢矯正ストレッチ①
姿勢矯正ストレッチ、最初は仰向けで行うものです。仰向けで胸を開くことで、丸まった背中を矯正してきます。これは、バスタオルを用意してください。
- 1.バスタオルを三つ折りにする
- 2.三つ折りにしたバスタオルが肩甲骨の下の部分に当たるようにして仰向けに寝る
- 3.ゆっくり腕を「バンザイ」の状態にする
- 4.これを30秒キープ。
これだけで胸をしっかり開いて、丸まった背中を矯正することができます。寝る前にこのストレッチを行うと、その日1日丸まっていた体をしっかり開いて、スッキリした状態で寝ることができるでしょう。
姿勢矯正ストレッチ②
姿勢矯正ストレッチ、2つ目は、立った状態で行うストレッチです。これも簡単に今すぐできますので、ぜひトライしてくださいね!
- 1.立った状態で頭の後ろで腕を組む
- 2.足の方から頭の方へ息を吸い上げる。これで、胸やお腹がしっかり伸びます。
- 3・息をゆっくりと吐く。この時に猫背にならず、背筋を伸ばした状態をキープする
これを5回程度繰り返せばOKです。息を吐く時に、猫背になってしまうことがありますが、背筋を伸ばした状態をキープすることを忘れないでください。
姿勢矯正ストレッチ③
姿勢矯正ストレッチ3つ目です。次は肩甲骨を寄せて、胸を開くストレッチです。これは、長時間のデスクワークをしている人や、いつもスマホとにらめっこしている人におすすめのストレッチです。
- 1.腕を伸ばした状態で後ろで手を組む
- 2.手をできるだけ後ろに引っ張る
- 3.肩甲骨を寄せるイメージで胸を開く
- 4.頭を倒して上を見る
- 5.この状態で息を3秒かけて吐く
これを1日20回を目安にして行ってください。1回4~5回を5セット程度やると良いですよ。
姿勢矯正ストレッチ④
姿勢矯正ストレッチの4つ目は、3つのストレッチを1セットで行います。3つのストレッチとは、肩甲骨寄せストレッチ、壁付け腕まわしストレッチ、腕引き上げストレッチです。
<肩甲骨寄せストレッチ>
- 1.胸の前で手を合わせる
- 2.手を合わせたまま腕を頭の後ろもっていく
- 3.手のひらを前に向けて、肩甲骨を寄せるイメージでゆっくり腕を下していく
<壁付け腕まわしストレッチ>
- 1.壁を背にして立つ
- 2.腕を壁につけた状態で上にあげる
- 3.壁から腕を離さないように、腕をゆっくり上げ下ろしする
- 4.腕を上げ下ろしする時には、肩甲骨と肩を動かす意識で
<腕引き上げストレッチ>
- 1.手を後ろで組む
- 2.上体を前に倒すと同時に、腕を上に引き上げる
- 3.限界まで引き上げたら、そこで20秒間キープ
肩甲骨寄せストレッチは10回、壁付け腕まわしストレッチは10回、腕引き上げストレッチは3回を目安に行うと良いでしょう。
姿勢矯正ストレッチのやり方についてのまとめ
・猫背になると起こる悪影響
「首や肩のコリ」「自律神経の乱れ」「見た目が悪くなる」
・姿勢矯正する効果
「基礎代謝がアップ」「痩せやすい体質になる」「体調改善効果」
猫背のデメリットと姿勢矯正の効果、姿勢矯正のストレッチをまとめましたが、いかがでしたか?猫背は百害あって一利なしですので、今日から姿勢矯正ストレッチをして、姿勢を矯正し、正しい姿勢を作るようにしましょう。
最初はストレッチをしても、すぐに猫背に戻ってしまうかもしれませんので、ストレッチをした後は、正しい姿勢を維持するように心がけて下さい。そして、ストレッチを続けていれば、徐々に意識しなくても、正しい姿勢を維持できるようになりますよ!