二度寝って気持ちいいですよね。二度寝をしている時は、とても幸せな気分になります。ただ、二度寝から起きたあとが最悪!出勤時間が差し迫っていて、下手をすれば遅刻してしまいます!
二度寝をしてしまった後の罪悪感と言ったらありません。
だから、二度寝はしたくない。だけど、なかなか起きられない。こんな悩みを抱えている人は多いと思います。
二度寝で起きられない原因と二度寝防止対策をまとめました。これで明日から二度寝せずに、時間に余裕を持って起きられますよ。
二度寝で起きられない5つの原因
二度寝してしまって、なかなか起きられない。これはよくあることですよね。なぜ二度寝してしまうのか?なぜ起きられないのか?
その5つの原因を見ていきましょう。原因がわかれば、二度寝防止策が見えてくるはずです。
睡眠不足の蓄積
二度寝の原因の1つ目は、睡眠不足の蓄積です。毎日毎日、睡眠不足になっていないでしょうか?
睡眠不足が続くと、睡眠負債が溜まっていきます。そうすると、たった1日普通の睡眠時間を取っただけでは、睡眠不足を解消できないので、思うように起きられません。
だから、ついついわかっているのに二度寝をしてしまうんです。
睡眠の質が悪い
二度寝の原因の2つ目は、睡眠の質が悪いことです。あなたは、毎日ぐっすり寝ていますか?
眠りが浅くないでしょうか?眠りが浅くて、途中で目が覚めてしまうような場合は、眠りの質が悪い可能性が高いです。
眠りの質が悪いと、どんなに長時間寝ても、睡眠不足の状態になりますから、朝になってもなかなか起きることができず、二度寝をしてしまうんですね。
睡眠時間はしっかり確保しているのに、「朝になっても眠い」、「途中で何回か目が覚めてしまう」、「朝になっても疲れが取れない」、「ウトウトするだけでグッスリ眠った気がしない」という人は睡眠の質が悪いから、二度寝をしてしまう可能性が高いです。
起きるタイミングが悪い
朝起きられない原因、二度寝をしてしまう原因の3つ目は、起きるタイミングが悪いことです。「人間の睡眠のサイクルは1時間半である」と聞いたことがあると思います。
ノンレム睡眠は深い眠りであり、レム睡眠は浅い眠りです。レム睡眠の時は、脳は起きているんです。
ノンレム睡眠+レム睡眠は90分のサイクルになっているので、レム睡眠の時に起床すると、比較的スッキリ目覚めることができます。
ただ、ノンレム睡眠の時に起きてしまうと、脳が寝ている状態で無理に起きることになるので、誰だってなかなか起きることができません。
起きられないし、眠いし、目を開けてもボーっとしてしまうので、自然に二度寝してしまうんですね。
会社に行きたくない気持ち
あなたが朝起きられない原因の4つ目は、会社に行きたくない気持ちが強いことです。学生なら学校ですね。
「会社(学校)に行きたくない」、「会社(学校)に行くのが辛い」と思っていると、「起きなくちゃ」と分かっていても、体が言うことを聞かないことがありますよね。
人間はどうしても楽な方に流されてしまいますので、「会社に行きたくない。しかも眠い。」という状態になった時には、「じゃあ、二度寝してしまおう」という選択を無意識にしてしまうんです。
だって、遊びに行くために早起きする日は、そうそう二度寝することはありませんよね。それなのに、会社に行く日は二度寝してしまうのは、会社に行きたくないという気持ちが強いからです。
起きても辛い事しか待っていないなら、誰だって起きたくないですし、無意識のうちに「二度寝しちゃおう!」と思いますよね。
二度寝が気持ちよすぎる
あなたが二度寝をする原因の5つ目は、二度寝が気持ちよすぎることです。二度寝って、すごく気持ちいいですよね。二度寝をしている時は、まるで天国にいるような気持ちよさ・快感に包まれます。
これは、二度寝をしてウトウトしている時は、外部からの刺激を浅く遮断するために、身体が浮き上がるような快感を感じられるからなんです。
この二度寝の気持ちよさが病みつきになってしまって、自ら進んで二度寝をしてしまうこともあります。だって、気持ちいいんですもん。仕方ないですよね。
頭では「二度寝はいけない!」とわかっていても、快感の誘惑に負けて、ついつい二度寝をしてしまう。
ある意味、「二度寝中毒」のような感じなのかもしれません。
二度寝防止のための10の対策
二度寝はいけないこととわかっているけれど、どうしても二度寝してしまう。そんなあなたのために、二度寝防止のための対策を10個ご紹介していきます。
これであなたも明日から二度寝せずに、スッキリ起きられるはずです。今すぐ始められる対策ばかりですので、できるものから取り入れてみてくださいね。
二度寝しないと誓う
二度寝防止対策の1つ目は、二度寝しないと誓うことです。二度寝の甘い誘惑を断ち切るには、強い意志を持つのが一番有効な対策です。
だから、「絶対に二度寝しない!」と誓いましょう。自分1人で誓うだけではちょっと弱いですから、家族に宣言したり、友達や同僚、恋人に宣言すると、効果は倍増します。
二度寝しなかった時のご褒美を用意する
二度寝防止対策の2つ目は、ご褒美作戦です。何かご褒美があれば人間は頑張れますよね。逆に、ご褒美が何もなかったら、頑張るためのモチベーションを保つことができないので、途中で挫折しやすくなります。
例えば、二度寝を1ヶ月間しなかったら、
・エステに行く
・漫画の大人買いをする
・ゲームソフトを買う
・スマホゲームで5000円だけ課金する
この様なちょっとしたご褒美を設定しておくと、「二度寝しない!」という誓いを守る手助けができると思いますよ。
起きる時間をしっかりイメージする
二度寝防止対策の3つ目は、起きる時間をしっかりイメージしてから寝ることです。あなたは、起きる時間をイメージしてから寝ていますか?何も考えずに寝ていますか?
「明日は6時に起きるんだ。6時に絶対起きなくてはいけない」と自分に言い聞かせてから寝るのと、何も考えずに「眠いから寝よう~。明日起きるの嫌だなぁ~」と思いながら寝るのでは、朝の目覚めは変わります。
脳に起きる時間を言い聞かせてから眠ることで、脳は起きる時間をしっかり覚えています。そして、私たちの身体には体内時計が組み込まれているので、寝る前に強く起きる時間をイメージしておくことで、その時間になると、脳が起きてくれます。
脳が起きれば、目覚めは良くなりますので、二度寝をしにくくなりますよね。
起床の儀式を作る
二度寝をしないためには、起床の儀式を作ることも大切です。「起きたら必ずこれをする」という行動ですね。
この起床の儀式はベッドの中でできるものがおすすめです。ベッドから出ないとできない行動を起床の儀式に設定すると、間違いなく失敗します。だって、朝起きてからベッドから出るのって、とても難しいですよね。難しいから二度寝してしまうんです。
だから、ベッドの中でできる起床の儀式を作ってください。
・寝たままできる朝ヨガをする
・ベッドサイドに用意しておいたコップ1杯の水を飲む
・ガムを噛む
・好きな歌を歌う
・ペパーミント系のアロマオイルの香りを吸い込む
これらがおすすめの起床の儀式です。これらの起床の儀式の中で、あなたに合うもの、「これならできそうだし、二度寝しなくなるかも」と思えるものを選んでやってみましょう。
これをやって二度寝しなくなれば、「二度寝しなかった!」という自信がつきます。それを毎日続けていけば、成功体験を積み重ねることで、二度寝をしなくて済むようになるんです。
寝具を変える
二度寝防止対策の5つ目は、寝具を変えることです。あなたの寝具は、寝心地が良いですか?枕やマットレスがあなたの体に合っていないと、睡眠の質が下がりますので、二度寝しやすくなってしまいます。
もし、寝心地がいまいちと思っているなら、寝具を変えてみましょう。この際、思い切って枕はオーダーメイドにしてみると、あなたの首のカーブや頭のカーブに合った枕になりますので、ぐっすり眠ることができますよ。
睡眠の質を上げる
二度寝防止対策の6つ目は、睡眠の質を上げるようにすることです。寝具を変えることも、睡眠の質を上げるための対策の1つですが、そのほかにも睡眠の質を上げる方法はあります。
・寝る前のスマホやパソコンもNG
・寝る前にはゆっくりと入浴を
・寝る前は間接照明がおすすめ
・夕食は就寝3時間前までには終わらせる
・室温、湿度、騒音にも注意を払う
・寝る前のタバコもダメ
これらは、すべて睡眠の質を上げるためには大切なことです。カフェインやタバコは交感神経を刺激するものなので、寝つきが悪くなります。
スマホやパソコンのブルーライトの強い光を寝る前に浴びていると、脳が「今って昼かも?」と勘違いしてしまうので、睡眠の質が下がるのです。
さらに、睡眠の質を上げるためには、副交感神経を就寝時に優位にしておく必要がありますので、リラックスしておかなければいけません。
ゆっくり入浴して体を温めたり、間接照明にして薄暗い中でまったりしたりすると、副交感神経が優位になるのでおすすめです。
また、寝ている時に血糖値が上がったり下がったりすると、眠りが浅くなりますので、血糖値が安定した状態で寝るためにも、夕食は終身3時間前までに食べ終えるようにしてください。
目覚ましを離れた場所に置く
二度寝防止対策の7つ目は、目覚まし時計の位置に注意することです。目覚まし時計をベッドサイドに置いておくと、無意識に止めてしまって、そのまま二度寝しますよね。
だから、1つ目はベッドサイドに置いておき、もう1つをベッドから離れたところに置いておくようにしましょう。
ベッドから起き上がらないとアラームを止められないところに目覚まし時計を置いておけば、二度寝をするリスクを下げることができます。
ちなみに、アラームの音量は「止めないとうるさい!」くらいの音量でないと意味がないので注意してくださいね。
アプリを使う
二度寝を防止するためには、アプリを使うのもおすすめです。
例えば、二度寝防止のためのアプリは、ミニゲームをしたり、指令を完了しないとアラームが鳴りやまないものがあります。
・アラームモン(App Store)(Google Play)
・おこしてME(App Store)(Google Play)
・Deep Sleep Alarm (App Store)
また、睡眠サイクルを計測して、ノンレム睡眠の時に起こしてくれるアプリもおすすめです。
・Sleep Cycle alarm clock(App Store)(Google Play)
・Sleep Meister – 睡眠サイクルアラームLite(App Store)
この様なアプリを使えば、二度寝する可能性は低くなるはずですよ!試してみて下さいね。
朝の楽しみを作る
二度寝防止対策の9つ目は、朝の楽しみを作ることです。朝起きた後の楽しみがあれば、二度寝をせずに起きることができます。
朝の楽しみを作るのは、ちょっと難しいですが、次のようなものはいかがでしょうか?
・おしゃれなカフェで出勤前に美味しいコーヒーを飲む
休日も同じサイクルで生活する
二度寝防止対策の10個目は、休日も同じサイクルで生活することです。休日になると、ついつい夜更かしをしてしまったり、朝は遅くまで寝ていて寝だめをしようとすることがありますよね。
ただ、二度寝をしないためには、夜更かしや寝だめはおすすめできません。休日に夜更かしや寝だめをすることで、体内時計が乱れてしまうので、睡眠不足に陥って、平日に二度寝しやすくなるんです。
だから、せっかくの休日ではありますが、平日に二度寝しないために、休日もできるだけ同じサイクルで生活するようにしましょう。
二度寝で起きられない原因と防止の対策についてのまとめ
「睡眠不足の蓄積」「睡眠の質が悪い」「起きるタイミングが悪い」「会社や学校に行きたくない気持ちがある」「二度寝が気持ちよすぎる」
・二度寝防止の対策
「二度寝しないと誓う」「二度寝しなかった時のご褒美を用意する」「起きる時間をしっかりとイメージする」「起床をした時に「必ずすること」を決める」「寝具を変えてみる」「睡眠の質を上げる」「目覚ましを離れた場所に置く」「二度寝防止アプリを活用する」「朝の楽しみを作る」「休日も同じサイクルで生活をする」
朝起きられないから二度寝をしてしまう原因と二度寝防止対策をまとめましたが、いかがでしたか?
二度寝は気持ち良いものですが、朝の貴重な時間が無くなって遅刻してしまいますので、二度寝をせずに、スッキリ起きられるようにご紹介した対策をやってみましょう。
そうすれば、二度寝せずに爽やかな朝を迎えることができますよ。